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厳しさ、増す!

 先日、人材紹介をされている方の、「昨今まれにみる厳しさで、紹介してほしいという相談は増えるものの、紹介先からのニーズがほとんどない。あっても、現職で活躍されているくらいのレベルを要求され、それは引き抜きでなけらば対応できない!」という話をしました。

 昨日は、派遣会社の方と話をしました。
 会社にしばられたくない・・・という「自由」な生き方がとても新しく感じられた風潮、「今がよければいい」と言えたバブリーな幻想、それと企業サイドの、「必要な時に、必要な人材を、必要な数だけ手当すればいい」というドライな指向が重なって、法規の改正の後押しで派遣という業態が一気に広まりました。
 簡単に始められ、儲かるから、派遣会社も急増しました。

 「いやあ、厳しいですよ!急激に派遣要請が激減しています。派遣会社でも、本社スタッフをリストラするなど、対応に追われているところがたくさんあります」


 昔は、正社員で採用して、コツコツと人を育てたものです。「能力」とは、仕事を通じて磨かれるものが多いわけです。
 それが、崩れました。「能力は自分で磨くもの!」とばかりに、「すでに身につけている能力」を求める企業が当たり前のように増えました。
 
 社会のしくみから、「人を育てる」プロセスが削除されたような感じがあります。それが、仕事のレベルをダウンさせ、仕事の楽しさをダウンさせた一因にはなっています。
 「人=人材」は、企業活動の要です。その「人」を、どこが、だれが、育てているのでしょうか?

 経費削減で人員を整理するのはいたしかたありません。ですが、人員を少なくするならば、一人ひとりの能力をアップさせる工夫をしないと、売上は確実に落ちます!体力を消耗します。こんな簡単な事実に、なぜ目をつぶるのでしょうか?

 「リストラをやると、仕事ができる人から辞めていきませんか?」
 「そうなんですよ、だから大変なんです!」

 はい、いろいろと大変です!

 派遣社員であれ、パートであれ、アルバイトであれ、もちろん正社員であれ、「人」を育てる工夫、「人」を活かす工夫は、やはり企業の責任なのではないでしょうか?
 そして、その大切さを知り、しくみを培っている企業だけが、成果をあげるのでは?

 

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