この夏、札幌は暑い日が少なく、商売も厳しいようです。
やはり、夏は暑いほうが盛り上がりますね。
クライアントさんからは、「クレーム」対応について話をしてほしいという要望をいただいていました。
テナントのみなさんに話を聞いてみると、商品の問題ではなく、スタッフの対応が原因のクレームが増えている様子。他の商業施設同様の状況です。
売上げが厳しいと、本部からの情け容赦ない追求。店長は、対策対策に追われ体力消耗。現場では、あれやこれやと作業が増え、スタッフは下を向く。チームテンションは確実に低下!空気がどんよりと重くなる。
目線が下がったスタッフでは、お客様に目配りが届かない。
作業没頭で、動きが鈍くなる。
そんな立ち居振る舞いが不快感をあたえることになりやすい!
そんな話をしました。
だからこそ、素直に、「売上げ」をあげることに集中するのが一番です。
売上をあげるのが一番・・・そんなことはわかっている!
そうでしょうか?
データを分析はできても、そこから「どのように動くか?」を引き出せない店長が多いものです。本部も同様!ただ、叱咤激励するだけ。現場に無意味なプレッシャーを与えて、自分たちはマネジメントをやっているつもりになっている!
売上が悪い店は、ほとんどの場合、「基本」崩れているんですよ。
整理整頓、清掃、そしてスタッフの基本動作。
要は、「売れる」という空気感が感じられないんです。
売上をあげる・・・これは簡単!
1.ひとつは、営業面積拡大する。
売れているものの、陳列スペースを拡大する。
ダメなことをどう修整するか・・・も大切!
とくに、「基本の乱れ」は即効修整!
商品・陳列に関しては、「売れているもの」の力を借りる!
「売れている」ものを、すこしでも多く売れるように工夫する。
2.ひとつは、営業密度をあげる(商品回転をあげる)。
たとえば、価格を下げるのもこの作戦のひとつです。
あるいは、売りたいものが目立つようにPOPを考える。
山積みの仕方を考える。
販売集中する。
3.ひとつは、商品単価をあげる。
商品単価を上げる。
これは商品力・陳列力・接客力の三拍子が揃うことが条件!
結局、この3つのどれを使うか?あるいは、どう組み合わせるか・・・です。
その作戦を練るために、データを使う!
そしてもうひとつ、今の時期に大切なことがあります。
お客様単価をあげることです。
とくに、これまで自店を利用いただいている顧客の単価をあげること。これも、方法は3つ。
1.ひとつは、商品単価をあげる。
これまで愛用いただいている商品のグレードをあげること。
たとえば、いままで500円の石鹸をお使いいただいているならば、
800円の商品をお勧めする。
これまで、カローラに乗っていたお客様に、クラウンをお勧めする!
2.ひとつは、買上げ単価をあげる。
愛用いただいている商品のまわり品をお勧めする。
たとえば、石鹸にクリームという具合にです。
コーディネート販売、あるいはセット率UPですね。
クラウンの購入を決めたお客様に、オプションをお勧めする!
普段のトレーニングを活かす絶好のタイミングです。
3.ひとつは、買上げ対象のシーンを広げる。
違うシーン(ジャンル)の商品をお勧めする。
石鹸やクリームではなく、たとえば、ネイルケアなど、
顔や皮膚のケアから、すこしおしゃれを楽しむ提案に掘り下げる!
シーンを広げることで満足感を提供します。
クラウン購入のお客様に、サービスプログラムへの利用を勧める!
この時期に、顧客の単価をあげることは、とっても重要です。
愛用する商品のグレードがあがることは、ライフスタイルの上質感に直結します。つまり、以降の単価が上がった状態で維持されるということです。顧客の来店頻度を確保することができます。
それだけでなく、自分の愛用品を変えたお客様は、その使用感、満足感を必ず友人に話すものです。女性のおしゃべりは力を持っています!そんな話を聞いた方が、あなたのお店を訪ねます。顧客が新規客を開拓してくれるという「付加価値」が期待できます。
この顧客の単価UP作戦は、9月末までがタイミング!
そうすると、10月に、顧客の紹介の新規客がやってきます。
そして、10月のお客様が、そのまま12月冬商戦のメインになります。
12月の商戦準備は、9月に始まっているのです!
だからこそ、顧客のニーズを感じ取り、ふさわしい提案をし続けることが大切になります。
顧客の単価をあげることは、商品に自信を持っていなければできません。押し売りでは築けません!こちらの真摯な姿勢が求められますね。
そして、お客様に歩み寄る「接客スタイル」がなければできません!
これは、信頼あってこそのリレーションです。
売上をあげるのは、方法はいたってシンプルなんです。あとは、具体的に何を、どのように、どのタイミングでやるかという「知恵」比べ!
ですから、創意工夫のないチームにはできません!
意味なく数字を眺めていても、知恵は浮かびません!
お客様に対する姿勢を見直すいい機会でもあるわけです。
すこし、気持ちを引き締めましょう!